またお会いしましたね。ご無沙汰しておりました。
編集長のまいけるです。
石川県にある金沢ってどんな場所がご存知ですか?
私、何を隠そう、あの、超有名な街、金沢の出身の人間です。
もしあなたの身の回りの人で、金沢出身の人がいたら聞いてみてください。
「金沢の良いところはどこですか?」
きっとその知り合いの方はハナクソをほじりながらこうやって返すでしょう。
「良いところって言われても全部良いから一概に言えないよね。全部良いよね。うん。もはやブランドみたいなもんですよ。我が金沢はね。」ハナホジー
よく金沢の人が力説してくる言葉にこういうものがあります。
「金沢と石川は異なるものだ」
これを揶揄してネット民はこのように金沢を呼んでいます。
「金沢県」と。
その金沢の知り合いの方は、あなたにまくしたてるように早口でこのように伝えてくることでしょう。
「石川県の良いところはどこですかとか聞いてこないでよ。私の出身地は金沢、KA・NA・ZA・WA!金沢と石川県は似て非なるなの。石川県の中に金沢市という市は確かに存在します。しかし、これは実は似て非なるもの。全然違うの!どのくらい金沢と石川県が違うかというと、正露丸とうさぎの糞くらい違うんだから!むきゃー!石県県民と金沢市民は違うわ!一緒にしないで!」
どうです?ひどいでしょう。
え、おまえはどう思うんだって?それはおまえの心の言葉じゃないのかって?嫌なやつだなおまえはだって?
あ、そうか!俺の日頃考えてることだったわ!俺ってば、おっちょこちょい。あはっ
スタバの『加賀 棒ほうじ茶 フラペチーノ®』うまいお!
※この人物は架空の人物であり、発言はフィクションです。
【遅報】スタバの今回の新作は金沢の棒茶をふんだんに使ったフラペチーノ

何やら我が故郷金沢のスタバ界隈が騒然としているようです。
これまでのスタバといえば、お茶系のフラペチーノを定期的にリリースしておりましたが、紅茶とかハーブティー系が多かったような気がします。スパイシーな紅茶の香りの強さが苦手な人にとっては、飲むと美味しいんだけど、なんていうか落ち着かない感じ。日頃から紅茶やハーブティーを愛飲してる人なら良いですが、意識的に飲まない限り、あまり口にすることがないためかもしれません。くっそ甘くてスパイシーな飲料。それがスタバの定期系フラペチーノでした。
そんなフラペチーノ新作に、なんと加賀(金沢)のほうじ茶を使ったフラペチーノが出たとのこと。こいつは新しい試みであります。

http://www.starbucks.co.jp/cafe/kaga_bohojicha/index.html?nid=crm_010_pc
このフラペチーノはレビューしなくては、金沢人の名がすたるということで、この私まいけるが遅報となりますが、お送りします。
金沢の人たちにとって、「お茶」と言われて想像するものは、ほうじ茶とか棒茶などの茶色のお茶。基本的に家に常備しているものもこれらの茶色のお茶です。ほうじ茶は、緑茶の葉っぱや茎を焙煎したもの。同じカテゴリで「棒茶」とか「番茶」とか言いますが、厳密にはこれらは全部違うものを指すらしいです。「番茶」は全国的には緑茶の2級品のことを指すみたいですね。金沢では、これらほうじ茶系のカテゴリの飲料をすべて「番茶」と呼んでいます。通常のほうじ茶は「葉っぱ」の部分を焙煎するのに対して、金沢棒茶は「茎」の部分を中心に焙煎するのが特徴みたいです。
とここまで長々と説明をしていて、少し面倒くさくなってきたので、気になった方はこちらにわかりやすく書いてあるので見てみてください。
https://www.e-cha.co.jp/contents/tea-differences/
さて、今回の新しいスタバの新作『加賀 棒ほうじ茶 フラペチーノ®』、は厳選した金沢棒茶の一番茶葉のみを贅沢に使用したお茶にをフラペチーノにして、洋風に仕上げたものであるとのこと。
店内に新しいフラペチーノの構造が書かれてました!こうなってるみたいです!

加賀棒茶パウダーをブレンドしたフラペチーノとホワイトチョコレートクリーム、下部には棒茶のジェリーが入ってるとのこと。棒茶のゼリーええやん!
どうでもええけど、ゼリーっていつから「ジェリー」って言うようになったん?ゼリーをジェリーって言うと意識高くなりそうな感じやね!もっと素材の新鮮さを表現しようとしてジュレとかも言うやん?
もっとすごいやつは「おジュレ」とか言うやん?なんなん?意識高めたいんかな?おおん?
ということで、実物はこんな感じ
そのジェリーが底で泳いどりますわ。
上部はいつものクリームにほうじ茶パウダーって感じね。
今日のバリスタは葉っぱを書いてくれました。
たまたま入った時間帯があれやったんか知らんけど、スタバのスタッフ様が3人全員野郎(男)で、びっくりしました。てっきり可愛い子が出てくるかと思っていたので。そんで注文すると、めっちゃ渋い声で、「ほうじ茶フラペチーノ〜」とか連呼しよるんですわ。なんだかむっさい売り場やなあとと思ってたら、商品を渡されるときにえらい爽やかな笑顔で、
「このジェリーがとってもみずみずしくて感動しますよ^^」
って言われて、「お、おぉ…そうか…ジェリーがみずみずしいのか…ほぅ…」ってなりました。スタバ男子すげーわ。あの爽やかなコメントは俺にはできんわ。
ついでにこのフラペチーノに合わせて出したと思われる「デニッシュ ほうじ茶」を注文しました。
http://www.starbucks.co.jp/food/bakery/4524785356122/?category=food
では、いただきまーす。
ごくごく。じゅるじゅる。
んほぉ?
これうめぇ
うまいお。じぇりーみずみずしいやんけ!
デニッシュもパクーやで
っんまい
『加賀 棒ほうじ茶 フラペチーノ®』はほっと落ち着ける日本人の味覚に合うフラペチーノ
総評です。

こいつは素晴らしい!

全体的に甘さは控えめで、ミルクの甘みが最初に来たあと、ブワッとほうじ茶の香りが広がります。後味は焙煎したほうじ茶のビターな苦味が余韻として残る感じ。確かにほうじ茶の味がしっかりしますね。日本人はみんな落ち着く味じゃないかなこの味は。お茶の良さが全面に出てきてるバランスの良いフラペチーノですねー!確かにほうじ茶のジェリーはみずみずしいねうん。
デニッシュも見た目よりもはるかにふわふわしていて、こちらも甘さ控えめ。ほうじ茶の味をしっかり感じられるデニッシュでした。スタバのデニッシュってこんなに美味かったっけ?
最高ののフラペチーノとデニッシュでございました!
ほうじ茶については少しうるさい僕が、本当に美味しいほうじ茶を紹介します。
ここからはあくまでも僕が長年棒茶に親しんできた上で感じているほうじ茶全般についての考えと、本当に美味しいほうじ茶を皆様にご紹介します。
ほうじ茶系のお茶に良くある、特に安物系によくあるまずいやつの特徴を僕はこう考えます。
焙煎したときに出るエグミが後味に残るもの。
安いお茶はこの焙煎したときに出るエグミや苦味が口の中に残ります。ほうじ茶はとても甘みの強いお茶だと思いますが、世の中に出回ってるほうじ茶はこのエグミが強いため、全体的に苦味の主張が強く、僕はあまり好きではありません。ていうか、全然だめです。あまり飲みたくないほうじ茶の味です。
金沢駅の土産売り場で行った際に販売しているような高級棒茶は中々良いですが、完璧とは言えません。
本当に美味しいほうじ茶はこのエグミが全くない甘さを感じられるものなのです!
そこでご紹介したいのがこちらです。
松風園茶舗から販売しているこちらのお茶です。
どのくらいガチかというと、あらゆるほうじ茶の中でこのお茶一番美味いです。ナンバーワンです。間違いありません。