またお会いしましたね。編集長のまいけるです。
やってまいりました。夏。
毎年毎年夏はやってくる。それは日本にいる以上は、逃れられない。日本の夏は湿度が高くてジメジメしています。そんな中、食卓にこの時期にしか登場しない国産の男。
しかし、一方で彼は揶揄されている。「夏の死のロードが今年も始まる」と。
それは阪神タイガースが夏場の連戦で、上位の順位からどんどん下位に下がっていく、ファンの間では毎年お馴染みのあの光景「死のロード」のことではありません。
何故かお歳暮で毎年もらうけど、食べきれずに年々増えていくアレ。毎日毎日食卓に出されるアレ。母親が暑くて面倒になって楽をしようとして、毎日食べさせられるアレ。食べ方の方法が、おおよそ冷やして麺つゆにつけることばかりのアレ。
もうおわかりませんでしょう。
そう。「夏の食卓における死のロード」と言えば、あのことです。
そうめんロード!!

- 作者: 兵庫県手延素麵協同組合
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2013/07/01
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (1件) を見る
そんなジメっとした夏の食卓を爽やかに飾るべく、また、死のロードを回避すべく、日清食品さんから実に物珍しい商品が6月15日に新登場しました。
それがこちら。
『カップヌードルライトプラス 旨だしそうめん』です!

彩り鮮やかな7種の野菜をたっぷりプラスして新登場!
スープまで飲んでも198kcal。表面のつるみとしなやかな食感が特徴のそうめんは、レタス約2個分相当の食物繊維をねり込むことで、おいしさと低カロリーを両立。具材には、夏野菜のオクラ、トマト、黄パプリカなど彩り鮮やかな7種の野菜がたっぷりと入り、食べ応えも十分です。
希望小売価格 180円 (税別)
内容量 (麺量) 61g (50g)
発売地域 全国
必要なお湯の目安量 340ml
1.あまり見ることのないそうめんのカップ麺。
さて、僕はそうめんのカップ麺は記憶のある限り見たことありません。出しているところも過去にはあったかもしれませんが、かなり珍しいことは間違いないと思います。そもそも、そうめんは基本的には冷やした食べ物です。熱湯を注いで作るカップヌードルとは、相容れないもののはず。そうめんの温かいのは、「にゅうめん」と言うはず。にゅうめんの名は、煮麺が発祥のようです。
しかし、この商品、「そうめん」と名乗っています。
これは一体どういうことなのでしょうか?
で、早速買おうと思ったわけなんですが、驚きの噂を聞きました。それが、
「カップヌードル旨だしそうめんは、調理方法がホットとアイスがあるらしい」
え!?ほんと!?
そりゃ面白い!
ってことは、二つ買わないと、レビューにならんな・・・
ということで、実際に買いに行ってみました。
それがこちら。カップヌードルライト旨だしそうめんW(ダブル)

ほほう・・・オクラ、黄パプリカ、しいたけ、しょうが、白ネギ、キャベツとな。
フタにはたしかに夏はICEカップヌードルと書いてあります!一体どういうことなの?
調理方法はフタ裏へと書いてあるので、早速開けてみましょう。

あけましょあけましょ。

ほい!開けました!なになに??

氷でキーンと、さっぱりiceカップヌードルの作り方!
用意するもの 熱湯:約180ml 氷:約180g
1.お湯は、めんと具がギリギリつかるまで!(内側の線より約3cm下)
2.30秒後一度かき混ぜ、2分30秒待つ。(合計3分後)
3.氷を入れてよくかき混ぜて完成!
※お好みの温度、味の濃さに合わせて、氷を追加してお召し上がりください。
え?これってつまり、熱湯入れて普通に作った後に、氷入れろってことですよね?
変わった食べ方というか、ちょっとびっくり。本当に美味しくなるのでしょうか?
では、作っていきましょう!
2.iceカップヌードルの作り方!
まずは、中をご覧ください。野菜がたっぷり入ってます。たしかに麺はそうめんだ!

ではお湯を入れていきましょう。
うちは、毎度お馴染み安定のティファールのケトル。おすすめだよ!

えーと、内側の線より3cm下か・・・

慎重に入れていきます。

はい!3cm下って難しいね!シールでふたをします。

次に氷を用意します!うちは安定のスタイルワンのロック氷でござるよ!

最初は怖くてこれだけにしたのですが、当たり前ですけど、すぐに溶けてなくなります。沢山入れましょう。

カオスですわこんなん。思った以上に沢山入れないと、冷たくならないですねー。

さて、一通り氷を入れてそこそこ冷たくなったようです。
本当にこんなものが美味いのか。食べてみましょう。

麺はですねぇ、ちゃんとしたそうめんなんですよ。見た目が。

さくっ

あらっ 素敵なお味ね!!

これはこれで有り!
麺が思った以上にそうめんだ!
普通のカップヌードルライトの麺はかなりぼそぼそした感じでしたが、こちらの麺はつるつるしていて、本物のそうめんにかなり近いです。さらに具材が7種類入っていて、そちらの食べ応えもなかなかのもの。
スープはしいたけとしょうがの風味がよく出た鶏がらスープっぽい和風系の味です。
ただし、冷やしているため、塩味がけっこうきつくあたる感じがするので、氷を沢山入れて適宜薄めると良いかもしれません。
3.hotカップヌードルの作り方
作り方も何もいつも通り作るだけです。
目一杯入れましょう!

熱いとやっぱりスープをすすりたくなるよね・・・

あ~ こちらは沁みるねぇ~~~

さくさく食べるだけやでぇ・・・

こちらは完全に鶏がらスープ風にゅうめんです!
スープのありがたみはやっぱりこちらが上!だけど、結局にゅうめんなんですよね。にゅうめんのポテンシャルって、皆さんはどう思いますか?僕はそんなに高くないと思ってしまいます!にゅうめん食べることって日常の中でも少ないですし。やっぱり温かいスープなら中華麺なのかなぁ。この温かいスープなら、中華麺のが美味そうだと思ってしまいました。
4.まとめ。そうめんについて深く語ろう。
はい!二つ食べ比べして参りましたが、どちらも美味しかったです!
そこでぶち当たった至上命題。それは、、、
「そうめんのポテンシャルとは一体どれ程なのか」
こっからは長いので、面倒な方は、飛ばしてください。
僕はそうめん大好きですし、よく食べますし、どちらかというとそうめんを愛していると言えるでしょう!
それはそうめんが持つ屈託のなさ。捻じれてない純朴で真っ直ぐな裏表のない性格。そこを僕は評価しているわけです。
しかしこの製品、中華麺に置き換えたらどうなるのか気になってしまうわけであります。にゅうめんのインパクトはやはり厳しい。
人生、純朴なだけでは生きていけません。中華麺のような立ち回りのうまさ、狡猾さ、ずる賢さも時には必要です。
この中華麺という男、色んな味付けにも対応できる万能さを持っています。醤油、塩、豚骨、味噌、かつお、にぼし、鳥白湯、坦坦、ジャージャー、つけめん、油そば、まぜそば、冷やし中華、なべの〆に、サラダに、もはや何でもござれ。名前は中華と名乗っているくせに、この幅広さ。何故か日本料理に定着してしまったラーメン。すべては、この中華麺という男の器用さがなせるワザ。中華麺と、そうめんの需要、人気度でいえば、圧倒的に中華麺のほうが上でしょう。
中華麺が年中食べられるミラクルな食材なのに、かたやそうめんは夏限定。
夏限定で登場するのに、「死のロード」と揶揄されてしまう始末。
そんな中で、そうめんのそのひた向きな人間性の素晴らしさに目をつけ、「そうめんの死のロード」の汚名を晴らすため、そうめんの社会的な評価を高めようとこの商品を開発した日清さん。素晴らしい挑戦じゃありませんか。僕はこの商品を応援したい。もっと広くそうめんの素晴らしさを知ってほしい。その意味でこの商品、ぜひ食べてみてください。何たってこのそうめんという男、国産なのですから。
中華麺に全面対決を挑もうとする挑戦的な商品と言えるでしょう。事実、勝負は十分に可能だ。
いつものそうめんに飽きた方はぜひ。
これさぁ、通年の商品になるんですよね日清さん?

日清 カップヌードルライトプラス 旨だしそうめん 61g×12個
- 出版社/メーカー: 日清食品
- 発売日: 2015/06/18
- メディア: 食品&飲料
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